そうしょくにっき

草食な日記です

大人であることの安心感

「薄っぺらい人間関係」というのは否定的な意味で使われることが多い表現だと思うけれど、個人的にはそれが悪いことだとは思わないのです。特に都内と郊外で比較すると、都内に生活圏がある人ほど「薄っぺらい関係」を多く構築している気がする。

それは単純に関与する人数が多いということがあると思うんだけど、人間って付き合いが深くなればなるほど面倒くさい生き物なので、そんな面倒くさい関係になってしまう人が多くなりすぎてしまうと色々と破綻すると思うわけです。

「都内と郊外」とざくっと分けてしまったわけですが、主観では実家帰った時に感じる「ローカルコミュニティの濃度」ってやつで説明がつくと思うわけで。黙ってても勝手に母親がご近所情報をベラベラ喋るという。こわいですね。同級生の現状とか自分より詳しいし。

で、薄っぺらい関係のどこがいいかっていうと、「これ突っ込んだら相手は嫌がるかもしれないな」みたいな内容をうまく回避しているってことなんだと思います。極端な例はいきつけバーのマスターみたいなもんでしょうか。距離感を詰め過ぎない。「大人の対応」というやつでしょうか。

上辺だけの付き合いに味気なさを覚えるって人は多いと思いますが、上辺だけの付き合いだからこそ楽しめるって側面もあると思うのですね。