怒る理由
よく怒る人っていますよね。
怒る理由って、本人が一番わかっているかと思いがちですが、そうでもないケースの方が多いかなと思うわけです。本人としては、もっともらしい理由を色々と考えるわけなんですけど、その根底にあるのは「なんか気に入らない」みたいな事の方が断然多いと思うんです。それもすっごくくだらなくて、すっごく人として小さいなーみたいな感じの理由。
だからその「くだらない理由」で怒るような自分を認めたくなくて、もっともらしい理由を付けるわけなんですけど、これが「悪い」って言っているわけじゃなくてむしろないととんでもない事になると思っているわけです。
怒っている「もっともらしい理由」というのは、怒られた人にとっても、まぁ、納得いかない事も多いかもしれませんが、「なんとなくわからんでもない」くらいの解釈に落ち着くこともあるわけです。結果として、「あの人とは合わない!」みたいなことになるかもしれませんが、それも「合わない理由」ができると思うんです。
でも、本質的な怒りの理由、それって怒っている本人も認めたくないほどくだらなくて、本人にもどうにもならなくて、ましてや怒られている人がそれを聞いたところでどうすることもできない理由だったりするわけで。
代表例が「生理的に受け付けない」だったりすると思うんですけど、こういう理由っていっぱいあると思うんですよ。理屈じゃないみたいなやつ。怒る側の「自分はこんな人間じゃない!」みたいな受け入れられない感情の逃避先として「それっぽい理由」が生まれるんじゃないかなと。
何が言いたいかっていうと、これも一種の天災みたいなもんなので、必死で問題解決めざしても無理的なもんなのかなーってことです。