そうしょくにっき

草食な日記です

ダメ上司対応メソッド

ダメ上司の得意技、というかこれしかやらない人もいるが、

多様するのは「丸投げ」である。

これはレポートラインの上流から降りてきた指示を自身で咀嚼せず、

もとい、「できず」のパターンの方が多いのだが、

その指示をそのまま部下に投下するパターンである。

 

この場合、部下はその振られた仕事を「正解」の成果物を作ることは

ほぼ無理と言っていい。

なぜなら、レポートラインの階層はそれぞれ保有している情報量や

情報の性質が異なるからである。

 

上流にいけばいくほどマクロ、下流ほどミクロ。

だから上から降りてきた指示は、基本的に抽象度が高い。

だから部下に落とす際には、その部下に「何を求めるか」

という具体化した指示が必要になるわけである。

この「具体化作業」をやらない。もとい「できない」となると、

抽象度が下がらないまま振られた指示では何をしていいのかわからない。

なぜなら、「判断するだけの情報がないから」である。

 

 

で、ここからが本番になるわけですが、

だからといってその仕事を放棄することはできないわけです。

会社ですから。

やらないといけないわけです。

 

まともな上司の場合、部下に考えさせてやらせるには

どのくらいの抽象度がいいか?をコントロールするので、

部下は上司の意図を汲んで、熟考した上で着手する必要がある。

 

だけどダメ上司の落としてきた抽象度の高い内容については、

「深く考えずにとにかくなんかやる」

これしかない。

 

で、やったものを提出すると、大概のダメ上司はダメ出しをする。

「なんとなくダメな気がする」みたいな根拠のないダメ出しをする。

部下から見ても、「おまww それないわwww」レベルのダメ出しをしてくる。

 

だがそれに反論してはいけない。

言われた通りに直す。

その結果、会社に不幸な結果が訪れたとしても、そのまま直す。

まぁ、直しても大体の場合は追加のダメ出しが入るので、

それを何回か繰り返すわけですが、最終的には何かできる。

よくわからないものができる。

これで完了である。

 

いや、そんなふざけたものを出すなんでおかしいだろ!と思う人が

大半だと思いますが、そこで上司とバトっても意味ないです。

 

もとい、まともな上司なら主張を聞いてくれるでしょうし、

理屈が通っていれば「おお、そうだな」と言って修正してくれるでしょう。

 

ただ、今相手にしているのはダメ上司だ。

いいか?ダメなんだ。ダメってことはダメなヤツってことなんだ。

赤ちゃんに理屈説いても通用しないのと一緒なのである。

 

そう、そんな無駄なことにエネルギーと時間をかけてはいけない。

人間の使える時間とバイタリティは有限なのだから。