指示伝達の難しさ
指示伝達っていうのは粒度がありまして、
抽象度が高くても理解してくれる人に指示を出すのは楽だし、
逆のケースの場合は色々と面倒くさい。
もちろん、類似ケースの経験を蓄積することによって、
指示を受ける側の経験値が溜まり、抽象度を上げても理解してくれるようにはなる。
ただ、それって個人の能力差というか理解度というか成長スピードみたいなものと、
根本的な基礎スペック、あと意識レベルの高低とか色々な要素が絡み合うわけで。
で、「意識を高く持て!」みたいな指示っていうのは、
「とにかく売上を上げろ!」と同じくらいダメな言い方で、
具体的にどうすればいいのか聞いた側は全然わからないわけです。
だから、理解度に合わせて作業レベルまで指示して、
且つ、報告のタイミングまで指定してあげないといけない。
ところが、ここまでやっても「やってもらえない」ということがザラにある。
「責任感の欠如」という理由だけでは片付けられない何かがきっとあるんだと思う。
でも、それが何かが全然わからない。きっと個人によって違うんだと思う。
人のマネジメントがうまい人はきっとこういう所がうまいんだろうなと思う。